ABOUT THE NOVEL
作品について
人間と、元・神さまの物語。
神さまの下請け
薬と、御守りと、喫茶店の紹介状。
何者かになりたかった。でも諦めた。
職を失い、怪異に悩まされる千葉詩生が頼ったのは、精神科医だった。
薬と一緒に渡されたのは、御守りと、喫茶店の紹介状。
そこで待っていた銀髪の女は、声に出していない思考にまで返事をする。
それでも、平然と「人間ですよ」と言い張った。
人間として生きたい元・神さま、ナギ。
見たことのない光景を前に、千葉の好奇心と「描きたい」という欲求が動き出す。
見ること。表現すること。そして、何かに魅せられること。
千葉が見て、感じて描いた景色は、元・神さまの目にどう映るのか。
怪異の不穏さと、癖の強い者たちの掛け合い。
人間と神さまの仕事を通して、二人の関わりと世界の見え方が変わっていく物語。
神人戯画
物語から、聞こえる声。
人と、人ならざるもの。その営みを描く。
神と人が交わす言葉、重なり合う暮らし。日常に混じる可笑しさと不穏さを、絵のように描く。
物語の言葉に、もう少し触れてみたい方へ。
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